欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
◎NY外為:ドル指数が下落、対中関税期限や欧米中銀の政策会合控え
9日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが下落。中国への追加関税発動期限が迫る中、米連邦公開市場委員会(FOMC)と欧州中央銀行(ECB)政策委員会を控えた市場では、神経質なムードが続いている。トランプ政権と下院民主党が米国・メキシコ・カナダ協定( USMCA)を巡り暫定的に合意したとの関係者情報が伝わり、カナダ・ドルは堅調。
- 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。先週は週間で0.7%下げていた。
- 米国株式相場の下落を背景に、スイス・フランのコール需要が加速
- 12日の英総選挙も注目材料の一つ。世論調査では与党保守党の過半数獲得が示唆され、ポンドを引き続き支援
- ニューヨーク時間午後4時半現在、ユーロは対ドルで0.1%未満高い1ユーロ=1.1064ドル
- この日の高値は1.1078ドル
- 55日移動平均と21日移動平均が収束する1.1045ドルに、強いテクニカルな支持線
- ドルは対円で0.1%未満高い1ドル=108円62銭。一時は0.1%下げた
- ドル・円のプット需要と日本勢からのドル売り気配で、円は一時押し上げられた。日本のトレーダーによると、108円40銭に支持線。200日移動平均の108円85銭が直近の抵抗線
- 年末特有のドル調達圧力が3週間物フォーワード取引で顕在化
- 米ドルは対カナダ・ドルで0.2%安
原題:Dollar Slips as Investors Eye Trade, Central Banks: Inside G-10(抜粋)
◎米国株・国債・商品:株反落、国債は上昇-貿易協議の行方警戒
9日の米株式相場は反落。主要中央銀行の政策発表や米国の対中追加関税の行方など、相場動因となり得る材料が多い週を迎え、投資家が慎重姿勢に転じた。米国債は上昇。
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薄商いの中、S&P500種株価指数は日中安値近辺で取引を終えた。米国が予定通り15日に対中関税を引き上げるかどうかを見極めるための材料が待たれる中、中国の11月の輸出が予想外に減少したことが新たな懸念材料となった。
S&P500種株価指数は前週末比0.3%安の3135.96。ダウ工業株30種平均は105.46ドル(0.4%)安の27909.60ドル。ナスダック総合指数は0.4%低下。ニューヨーク時間午後4時56分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.82%。
米中関税合戦のエスカレートを回避するのに必要な合意を成立させる時間は残り少なくなっており、市場関係者は協議進展の兆しの一つ一つを注視することになりそうだ。
ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、カトリーナ・エル氏はブルームバーグテレビジョンに出演し、「近い将来に関して、上振れリスクはない」とコメント。「リスクは下方に傾いており、大きく下振れるリスクは貿易戦争から来ている」と指摘した。
ニューヨーク原油先物相場は小反落となるも、9月以来の高値に近い水準は維持した。サウジアラビアが「OPECプラス」会合で合意した減産に加えてさらに 自発的に減産すると先週発表したのは強材料だったが、米中貿易戦争の中、中国の輸出が予想外に減少したことが嫌気された。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は18セント(0.3%)安の1バレル=59.02ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は14セント安の64.25ドル。
ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。トレーダーの注目はFOMCなど主要中銀の政策発表に移った。米国が15日に予定通り対中追加関税を発動するかどうかを探るための材料も待たれている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%未満下げて1オンス=1464.90ドルで終了。
原題: U.S. Stocks Decline, Bonds Mixed on Trade Jitters: Markets Wrap(抜粋)
Oil Holds Steady As Investors Watch for Trade War Developments
PRECIOUS: Gold Steadies With Fed and Tariffs in Focus This Week
◎欧州債:イタリア債が上昇、センチメントが改善-ドイツ債上昇
9日の欧州債市場でイタリア債がユーロ圏国債の上げを主導した。同国債は先週、ユーロ圏の救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)の改革に絡み売られたが、その下げた分を取り戻した。イタリア南部の鉄鋼所投資計画の進展も同国債のセンチメントを支えた。年末にかけて発行計画が少なく、12日に英総選挙とラガルドECB総裁初の金融政策会合が予定されていることがドイツ債の押し上げに寄与した。
- イタリア債は上昇。先週はESM改革を巡りイタリア連立政権内で対立が起き、国債が売られていた
- ドイツ債は上昇。公に話す権限がないとして匿名を条件に述べたロンドン在勤のトレーダー1人によると、ドイツは130億ユーロ相当の国債を償還、ドイツ債を押し上げた
- メルケル政権の最大与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は、社会民主党(SPD)が主張する歳出増には抵抗する意向を示唆
- 英総選挙を前に英国債に対して銀行勢は総じて弱気。ラガルド氏にとって初めてのECB会合にかけて、イールドカーブのスティープ化に備えている
- ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.30%。イタリア10年債利回りは8bp下げて1.28%
- ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください
原題:Italian Bonds Climb As Sentiment Buoyed; End of Day Curves(抜粋)
(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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December 10, 2019 at 04:57AM
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