来年上半期の外国為替予想について、予測精度ランキング首位のストラテジストは、米ドルの強気相場はまだ終わっていないとみている。
ブルームバーグがまとめた7ー9月期の予想調査で予測精度が最も高かったラボバンクの為替戦略責任者ジェーン・フォーリー氏は、「テーマを1つ選ばなければならないとしたら、それはまだドルだろう」と指摘。「2020年の最初の数カ月間、ドルは市場が予想しているよりも強さを保ち、その後弱含む可能性があるが、それは市場が予想するほどではないだろう」と述べた。
20年に入るに当たり、ドルが好調に推移すると予想しているのはラボバンクだけではない。主要10通貨で予測精度が2番目に高かったウエストパック銀行も、ドルが来年、堅調なスタートを切って、やがて勢いを失うと予想。同予測ランキング第3位のバークレイズは、来年を通し、ドルは対ユーロで上昇すると見ている。
一方、 ゴールドマン・サックス・グループは、10-12月期の弱さをドルの主要下降トレンドの始まりであるとみているトレーダーに、「落ち着け」とアドバイスする。
ゴールドマンのグローバル通貨・新興国市場戦略共同責任者ザック・パンドル氏を含むアナリストは15日付のリポートで、「ドルの弱気相場に対する熱狂が高まっている」とした上で、「ドルの有意な下落には、ユーロと人民元の有意な上昇が必要だ。現時点ではどちらも説得力はない」と指摘した。
ラボバンクのフォーリー氏は、20年半ばまでにユーロが対ドルで1ユーロ=1.08ドルと、現在の水準から約3%下落すると予想。これは市場予想の1.13ドルよりも低い。同氏は、米金融当局が20年後半に金融緩和に動き、ユーロが年末までに1.13ドルに上昇すると予想。ウエストパック銀も同様に、ユーロが20年半ばまでに1.10ドルに下げた後に反転し、年末時点は1.12ドルと見込んでいる。
原題: It’s Too Early to Drop the Dollar for This Top FX Forecaster (2)(抜粋)
2019-12-18 00:59:00Z
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