
アメリカの景気の現状を示す先月の雇用統計が発表され、農業分野以外の就業者は14万人余りの増加にとどまり、市場の予想を下回りました。製造業の雇用が減少したことが影響しています。
アメリカ労働省が10日発表した先月の雇用統計で、失業率は3.5%と、引き続きおよそ50年ぶりの低い水準となっています。
一方、農業分野以外の就業者は前の月と比べて14万5000人の増加にとどまり、市場の予想を下回りました。
これは自動車や家電などの製造業分野で就業者が1万人余り減少したことが影響しています。
また、時給の平均は、前の年の同じ月と比べて、2.9%の上昇と伸びがやや鈍っていて、物価上昇のペースが弱まる懸念もあります。
アメリカでは、歴史的な株高と低い失業率を背景に景気全体は順調に拡大していますが、製造業の分野では、今月発表された景況感を表す代表的な経済指標が10年半ぶりの低い水準となっていて、今後、雇用面にどこまで波及するのか、注目されています。
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January 10, 2020 at 08:46PM
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米雇用統計 市場の予想下回る 自動車など製造業の減少が影響 - NHK NEWS WEB
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