A jogger passes in front of buildings on the Lower Manhattan skyline along the waterfront in Jersey City, New Jersey, U.S., on Tuesday, April 21, 2020. Treasury futures ended Tuesday mixed, with front-end yields slightly cheaper on the day and rest of the curve richer, yet off session lows reached during U.S. morning.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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市場は審判の時に向かっている可能性がある。投資家が世界的な相場上昇を加速させる中で見て見ぬふりをしてきた複数のリスクが、現実のものとなる恐れがある。
ロックダウン（都市封鎖）を緩和した一部の国で新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ１９）が再び拡大しているほか、米中間の緊張も高まっている。さらに、 企業財務が揺らいでおり、次の決算シーズンが特に痛みを伴うものになることが予想される。また、英国は通商合意なき欧州連合（ＥＵ）からの離脱に近づきつつあるように見える。
アライアンスバーンスタインで資産運用に携わるジョン・テイラー氏は、「３月後半と４月にクレジット投資を積み増すことでスプレッドラリーから恩恵を受けた後、われわれは利益確定に動いている」と指摘。同氏は４月に社債を購入した。「私は新型コロナ感染拡大第２波やロックダウン解除だけではなく、政府が支援策を縮小し始めるのに伴い景気がどう持ちこたえるかも懸念している」と述べた。
イングランド銀行（英中央銀行）は先週、量的緩和（ＱＥ）プログラムの資産購入 ペースが緩やかになるとの見通しを示した。また、米金融当局のデータではバランスシートが１％縮小し、昨年２月以来の減少となったことが示された。
複数のリスクが重なった場合、それは世界の中銀や政府による多額の支援策に押し上げられた世界的な相場上昇を終わらせる一撃となる恐れがある。低調な経済指標にもかかわらず資産価格は上昇しており、世界中の証券価格のミスプライシングにつながっている。世界的に安全資産と見なされている円は５年平均を下回り、今四半期に入ってからは他のほぼ全てのＧ10通貨を下回るパフォーマンスとなっている。
ノムラ・インターナショナルのＧ10通貨ストラテジスト、ジョーダン・ロチェスター氏（ロンドン在勤）は「テールリスクがほとんど織り込まれていないことが懸念材料だ」と指摘。「その中でも大きいリスクは、当局が刺激策のペースを緩める可能性だ。実際にここ１週間で米金融当局のバランスシートは縮小している」と述べた。
Back to the Basics
Haven hedging costs drop as tail market risks seen distant
Source: Bloomberg
原題：
Global Markets Face Reckoning With Risks Coming True All at Once（抜粋）
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June 23, 2020 at 01:15PM
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世界の市場、審判の時に直面か－刺激策の縮小など複数リスク実現なら - ブルームバーグ
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