フランスのArtefacts Studioが開発を進める「Crown Wars: The Black Prince」は，1339年から1459年まで，ヨーロッパ各地で断続的に続いた「百年戦争」をテーマにした作品だ。「国家」という意識が希薄だったこの時代，スコットランド，ボヘミア，カスティーリャ，ジェノバなどに割拠する王家がしのぎを削り，王位継承や領土争奪をめぐって互いに争っていた。
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プレイヤーは名門貴族の家に生まれた人物として，仲間を集め，腐敗した権力者達や謎のカルト教団など，複数の勢力と戦いながら，私腹を肥やす巨悪に立ち向かっていくという。さまざまなクエストに挑むハブとなる城を整備し，兵士の募集や訓練，軍備を整えるといったシミュレーション要素がアピールされているが，公開されたトレイラーやスクリーンショットを見る限り，戦いの規模はあまり大きくない。無数の軍勢ユニットを率いて敵と激突するのではなく，手勢を率いて居城に乗り込んでいくという，「Shadow Tactics」シリーズのようなターン制のタクティカルアクションに仕上げられるようだ。
ちなみに，百年戦争の末期にはジャンヌ・ダルクが彗星のように現れたりするのだが，本作がどの程度史実に沿った内容になるのかは，今のところ分からない。続報を楽しみにしよう。
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