これぞ宇宙。スケールが桁違いすぎる。
驚くべき発見がありました。天文学者のグループが、太陽の質量の300億倍を含むブラックホールを発見。
天の川銀河の中心にある超巨大ブラックホールよりも7,000倍以上の大きさであることがわかりました。
重力レンズを使って観測
チームは重力レンズを用いてブラックホールを観測しました。
重力レンズとは、遠くの天体から出た光が、途中にある銀河や銀河団などの重力場によって曲げられる現象。
重力場が凸レンズのような働きをすることから、それまで隠れていたり、あまりにも薄暗くて見えなかった対象を観測することを可能にします。
昨年、チームはこの重力レンズの光の弧の中で最も古い星を発見しました。
ダラム大学の発表によると、新たに発見されたブラックホールは重力レンズを使用して初めて発見されたもので、この発見に関する論文は『Royal Astronomical Society』の月報に掲載されています。
太陽の質量の約300億倍
ダラム大学の物理学者であるジェームズ・ナイチンゲール氏は
このブラックホールは、太陽の質量の約300億倍であり、これまでに発見された中でも最大級で、理論的にはブラックホールが大きくなれるサイズの上限に達しています。そのため、この発見は非常に興味深いものです
と大学の発表の中で述べています。
チームは、さまざまな質量のブラックホールの存在によって光が宇宙を通過する可能性のある経路をモデル化。
その後、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した宇宙の画像とコンピューターデータを比較することで、ブラックホールを特定しました。
その結果、予想に反して、大質量のブラックホールであることがわかりました。
LiveScienceによると、 現在知られている最大のブラックホールはTON 618で、質量は太陽の40億倍、100億7000万光年の距離にあります。
NASAの分類によると、100億〜400億太陽質量の間にあるブラックホールは、超巨大ブラックホールに分類されます。
ナイチンゲール氏は、
重力レンズ法によって非活動型のブラックホールを研究することが可能になり、現在では遠い銀河での研究が不可能であったものを研究できるようになります。
宇宙の進化の過程でこれらのエキゾチックな天体がどのように進化したかを明らかにする上で重要な役割を果たします。
と述べています。
つまり、宇宙に静かに潜むブラックホールや、超熱物質を吸収し宇宙空間にエネルギーを噴出している活動的なブラックホールも研究可能なので、ブラックホールのデータセットに組み込むことができる見込みです。
このような巨大なブラックホールをさらに見つけることで、宇宙物理学者たちはブラックホールがどのように成長し、そのサイズの限界が何であるかを解明することができるかもしれません。
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