8月29日未明に仙台市泉区のアマチュア天文家清野和裕さん(73)が撮影した木星に小天体が衝突して放ったとみられる閃光(せんこう)は、これまで撮影された同種の閃光の中で最も強く、衝突した小天体の直径は30~40メートルと推測されることが4日、京都大白眉センターの有松亘特定助教(太陽系天文学)の分析で分かった。
有松特定助教によると、木星の強い重力に引き寄せられて周辺を浮遊する隕石(いんせき)などの小天体が衝突し、閃光を放つことが時折ある。2010年以降で撮影記録が残る木星の閃光現象は8例あり、9例目の今回の閃光が最も強かった。
有松特定助教は「地球から観測できるのは、直径10メートル程度の小天体衝突による閃光現象。光の強さなどから今回は30~40メートルはあるのではないか」とみる。
京都大は清野さんを含む全国のアマチュア天文家8人から閃光撮影の報告を受けた。有松特定助教は「発生が予測できないため閃光の記録は難しく(清野さんらの)観測データは貴重だ。詳細に分析し、衝突の頻度や小天体の構成物質の解明につなげたい」と話す。
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