今回のアンタレス食は、日本全国で観察できますが、時間は場所によって異なります。アンタレスが月に隠される「潜入」は、21日17時過ぎに起こりますが、これは、まだ日の入り前の時間帯です。
一方、アンタレスが月の背後から姿を現す「出現」の様子は、日の入り後で、空が暗くなる時間帯です。出現時刻は、札幌では18時44分頃、東京では18時51分頃、福岡では18時35分頃です。アンタレスは点のように見えるので、一瞬の「出現」を見逃さないでください。
なお、アンタレスの出現の観察は、西側の地域ほど、まだ空の明さが残っている時間帯に「出現」を迎えますので、見つけるポイントは「月の光っている方の縁」を観察することです。肉眼でも見ることができそうですが、双眼鏡や望遠鏡があると、より分かりやすくなります。
また、遅い時間にアンタレスが出現する地域では、月やアンタレスの高度が低いので、建物などに邪魔されないよう、南から南西の空が地平線近くまで開けている場所で観察するのが良さそうです。
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