
吉野町で、施設や個人が所有する書籍を貸し借りできる「吉野まちじゅう図書館」が始まった。昨年11月にスタートし、現時点でカフェやゲストハウスなど14施設が「図書館」として登録。公立図書館のない吉野町で、まちじゅうの本を共有しようという壮大なプロジェクトだ。
モノや場所、スキルなどの遊休資産をインターネットを介して貸し借りする経済活動「シェアリングエコノミー」の一環。書籍の貸し出し管理ができる「リブライズ」と呼ばれるサービスを利用し、フェイスブックに登録していれば誰でも図書館が開設できる仕組みだ。
吉野町には、町中央公民館に蔵書約9千冊の図書室があるが、公立図書館はない。町総合政策課の八釣直己主査(36)は「本の貸し借りであれば取り組みやすく、浸透しやすいのではと考えた」と話す。
蔵書はバーコードを読み取るか、日本図書コード管理センターが発行したISBN(国際標準図書番号)を入力して登録。フェイスブックか無料通信アプリ「LINE(ライン)」をリブライズに登録後、発行された電子図書カードで貸し出しができる。
吉野まちじゅう図書館は全国で次々にオープンしている「ブックスポット」の一つで、町が昨年11月末に開設。シダ植物専門の植物園「しだのすみか」や、ゲストハウス「KAM INN」など今月20日現在で14施設が登録し、蔵書総数は約3600冊に上る。
昨年8月にオープンしたカフェ「カフェ・ル・ルポ」もその一つ。500冊以上の書籍を登録しており、店内にはオーナーの里田良子さん(57)と家族が集めた小説や漫画がずらりと並ぶ。里田さんは「町内外から新しいお客さんに来てほしい。本を借りる選択肢の一つとして、このお店を挙げてもらえたら」と期待を寄せる。
プロジェクトによって人的交流の活性化を図る狙いもあり、八釣主査は「本を通じ、これまで出会いがなかった人が交流し、広がりがつながっていけば」と話している。(前原彩希)
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January 21, 2020 at 05:55AM
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