
[ニューヨーク 9日 ロイター] -
ドル/円 NY終 105.59/105.62
値
始値 105.84
高値 105.94
安値 105.59
ユーロ/ドル N 1.1824/1.1828
Y終値
始値 1.1801
高値 1.1831
安値 1.1794
ニューヨーク外為市場では、米国の追加新型コロナウイルス経済対
策で合意が得られるとの楽観的な見方を背景に、ドルが3週間ぶりの低
水準を付けた。
追加対策を巡っては、民主党のペロシ下院議長とムニューシン財務
長官はこの日も協議を継続。ペロシ氏は、民主党と政権側が間もなく合
意できることを期待していると述べたほか、トランプ大統領は、民主、
共和いずれの党の提案よりも大規模な支援パッケージになることを望ん
でいると述べた。
CIBCキャピタル・マーケッツ(トロント)の北米外為戦略部門
責任者、ビパン・ライ氏は「少なくともホワイトハウス内で追加対策を
巡る切迫感が高まっているようだ」と指摘。ただ「問題は上院共和党が
これに同調するかだ。団結しているようには見えない」とし、「追加策
が先に進むのか、より明確になるまで膠着状態が予想される」と述べた
。
主要6通貨に対するドル指数は0.54%安の93.05と
、9月21日以来の安値を付けた。50日移動平均も同日以来、初めて
下回った。
ユーロは対ドルで0.57%高の1.1825ドル。ドルは
対円で0.39%安の105.60円。
市場では、11月3日の大統領選で民主党候補のバイデン前副大統
領が当選するだけでなく、民主党が上院で過半数を獲得する公算が大き
いとの観測が高まっている。民主党が政権を奪還すれば、大規模な景気
対策が策定される可能性が高まるため、ドルの下押し要因となっている
。
バイデン氏勝利の観測は、トランプ政権下で始まった米中貿易戦争
で売られた通貨の押し上げ要因にもなっている。中国人民元が最大の恩
恵を受けており、オフショア取引で1ドル=6.6778元と、
2019年4月以来の高水準を付けた。
英ポンドは0.79%高の1.3035ドル。英国立統計局
(ONS)発表の8月の国内総生産(GDP)は予想を下回ったものの
、市場では欧州連合(EU)との通商交渉で合意が得られると楽観的な
見方が出ている。
(表はリフィニティブデータに基づいています)
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October 10, 2020 at 04:04AM
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NY外為市場=ドル3週間ぶり安値、米追加策を楽観 - ロイター
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