●メンズは60周年を迎えた名クロノグラフ、レディースは世代を超えたロングセラーが受賞
輸入時計の健全な発展と国民生活の向上への貢献のために活動する一般社団法人 日本時計輸入協会が「2023インポート・ウオッチ・オブ・ザ・イヤー」を発表しました。
これは同協会主催認定資格であるウオッチコーディネーターの資格取得者(以下「CWC」)を対象に、この1年以内に市場に投入された輸入腕時計の中から、お客様や友人に一番推薦したいモデルを「メンズ」「レディース」「一番輝いているブランド」の3部門において投票を募り、各ジャンルにおけるグランプリを選定したもの。
まずメンズ部門でグランプリに輝いたのは、ロレックス「コスモグラフ デイトナ」。
2023年はモデルの誕生60周年を記念してデザインをリニューアル。インデックスのサイズやインダイヤルのリング幅変更など、ディテールについてはより洗練されたものへとマイナーチェンジ、また人気を集めたアイスブルーをはじめ、調和のとれた美しいダイヤルカラーも話題を集めました。
CWCからは「ロレックスでは珍しいトランスパレントケースバックで、ムーブメントが美しい」「トランスパレントのケースバックや装飾が施された新ムーブメント、ル・マン100周年記念モデルの発表など特別感いっぱい」などのコメントと共に、最も多くの票を集めました。
またレディース部門では、カルティエ「タンク ルイ カルティエ」がグランプリを受賞。“タンク”といえば、“サントス”などと並んで多くのファンに愛されるベストセラーですが、その原点であり、カリスマ経営者としても知られるルイ・カルティエ自らも愛用したといわれているのがこのモデル。
調和の取れたレクタンギュラーのフォルムや丸みを帯びたシルエットがおなじみですが、このデザインは第一次世界大戦下にドイツ軍からパリを解放した“ルノー FT-17軽戦車”がモチーフ。
特徴的なディテールは、その後1920年代~1930年代にかけて大輪の花を咲かせるアール・デコ様式に先鞭をつける存在となりました。完成されたエレガンスと豊かなストーリー性が、世代を超えて多くのユーザーを惹きつけての受賞となりました。
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