
夜空に輝く星のうちで、半分以上は二つ以上の星が重力的に結びついて回りあっている連星だと考えられています。中には三つ以上の星からなるものも珍しくありません。
冬の星座、ふたご座にある2等星カストルをなゆた望遠鏡で見ると、白い星が二つくっついてだるまのようになっているのが分かります。この二つの星は460年かけて回りあっており、連星では明るい方からA、B、……と符号をつけるので、この二つはカストルA、Bと呼ばれます。
さて、望遠鏡でよく注意して見ると、カストルA、Bから少し離れたところに暗くて赤みがかった星がもう一つあることに気づきます。これはカストルの系を作っているもう一つの星、カストルCです。カストルA、Bの重心の周りを数万年かけて回っていて、白いA、Bと比べてかなり表面温度が低いために赤みがかって見えます。小さくかすかな星ですが、ときどきフレアを起こして明るくなることがあることもわかっています。
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