みんなで飲むビールっておいしいですよね! 日本ではビールや日本酒が自分で注げて飲み放題といったお店が増えています。NPRによると、アメリカでも、お客さんが自分でビールを注げるセルフサービスを取り入れたスポーツバーやレストランが増えているそうです。
それはself-serving beer wall、つまりお客さんが自分で注げるビールの壁と呼ばれています。
その機器を扱っているiPourIt社によると、アメリカ国内ではその設備があるのは2016年には80カ所だったのが、いまでは400カ所に増えている成長株の業界なのだとか。
同業のPourMyBeer社は、2015年の売り上げは200台以下だったのがこの5年間で5000台以上を売り上げたと述べています。
店のメリットは人件費の削減
セルフサービスが増えている背景には、レストラン側と客側両方にとってのメリットがあるようです。店側にとって最大のメリットは人件費の削減。
NPR記事で紹介されているギフォードさんは、ワシントンDCにあるスポーツバーのオーナー。レストラン業界の激しい競争の中で、セルフサービスのビール機器を設置すると人件費をカットできると話しています。
ウエイターがビールを運ばない分、カクテルを提供するのに注力できるんだそうです。
お客さんには待ち時間カット
お客さんにとっては、待ち時間がなくなることが一番のメリットです。
これは、担当のウエイターが決まっているアメリカのレストランでは特にポイント大。日本のようにどのウエイターでも注文を受けたり料理やドリンクを持ってくることはありません。担当以外の人に声をかけてもその席の担当ウエイターに伝えてくれるだけ(チップが関係しているため)。
つまり、アメリカでは自分の担当ウエイターが来るのを待たされることもしばしばあります。
自分でビールだけでも注ぎにいけるなら、アメリカのレストランでウエイターが来なくてイライラすることが激減するのは必至。
それを考えれば、話の途中にビールを注ぎにくかどうか迷ったりするデメリット(?)も許せそうです。それとも、みんなでワイワイ話しながらビールの壁へ行きましょうか。
どれぐらい飲めるの?
さて、自分で注ぐビールには上限量はあるのかというと、どうやらそれは場所によって違うようです。
上述のワシントンDCにあるスポーツバーでは、セルフサービスは32オンス(約950ml)が上限で、それ以上飲みたい人は店員の許可がいるとか。950mlだとだいたい生中2杯ぐらいですね。これではあっという間に上限に達して、店員さんに声をかけなければいけない人が続出しそうです。
調べてみると近所のスポーツバーにもセルフサービングがありましたが、こちらはテーブルに注ぎ口が設置されている代物。
注ぎ口の横についているカード機で精算するようです。立って歩かなくてもテーブルで注げるというのは画期的ですが、種類が少ないのが惜しいところ。ウエイターによると量の制限はないとか。それはそれで車社会のアメリカでは心配ですが、皆さんUberなどを利用して安全に帰宅するのだと信じましょう。
飲み過ぎ要注意
バーテンダーになった気分で楽しい気持ちについつい負けて、たくさん飲んでしまいそうなわたしのような人は、何杯までと決めてみてはどうでしょう。ただアメリカでは飲み放題ではないので、お財布も気にしなければなりません。
カリフォルニアとネバダの州境にあるタホ湖、そのほとりのレストランの「ビールの壁」をご覧ください! 種類がたくさんあって迷ってしまうFOBO傾向のある人(これまたわたし?)はウロウロして他の人のじゃまにならないようにしたいです。
居酒屋やレストランでは「とりあえず生で」が定番となっている昭和人には、自分で注ぎに行くのには少々複雑な思いも。だって、生ビールが一度に人数分運ばれてきてみんなで乾杯する儀式が好きなのですから。
ただ、アメリカだと待ち時間カットに加えて、チップを心配する必要が少なくなりそう。そもそもチップというのはウエイターのサービスを受けたお礼のようなものですから。ぜひ「ビールの壁」を体験してみたいです。
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Photo: ぬえよしこ
Source: NPR
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February 01, 2020 at 06:00PM
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